こんな本を読みました

公開日:1998年1月11日

■ 韓国の族閥・軍閥・財閥

book13

  
著 者:池 東 旭
発 行:中央公論社
定 価:本体660円
コード:ISBN4-12-101351-4

日本も他所様のことをとやかく言えた身分ではないのですが、それにしても、韓国の経済状況は目を覆いたくなるものがあります。
「っえ!あそこも潰れたの?っええ!!あっちも倒産したの?」とびっくりするくらいの大手がバタバタと倒れています。

この本は、韓国の財閥が形成される過程を理解するのに必要なことを、族閥→軍閥→財閥という韓国(朝鮮半島)で覇権を握って来た支配集団の流れを基に説明しています。

韓国が高度成長をするためには、強力な政権とそれをサポートする産業集団が必要であったことは事実であり、それに代わる仕組みを作っている時間がなかったことが、韓国にとって、幸福でもあり不幸でもあったのだと、私は考えて来ました。
この本は、その歴史の流れを、ポイントを押さえて、判り易く読み進めることが出来ます。

韓国の支配集団として財閥の次に来るものが、どのようなものなのかを考える際に、財閥の背景を構成しているものを知っておくことは必要なことです。
興味のある方は、ご一読を!

おまけ

  • 本の検索・購入はこちら↓

inserted by FC2 system