韓国語のまわりで

こんな本を読みました

■ 韓国で日本語を教えよう

　　

著　者：松尾孝雄

発　行：幻燈社書店

定　価：本体１，２００円

コード：ISBN4-905868-06-8

韓国で日本語を教えて生活しようと考えている人は、一度、目を通しておくべき本です。
筆者である松尾氏自身も、釜山で日本語教師として生活をされており、また、この本には、実際に韓国で日本語教師として働いている人達のインタビューが収録されていて、実体験を通じた「実践書」になっています。
韓国でどのようにして職場を探せばいいのか、どのようにして探したのか、日本人が韓国で働くということはどのようにすればいいのか？、といった具体例を知ることが出来ます。
この具体例を読むだけでも、日本と韓国の違いを垣間見ることが出来て面白い読み物になっています。

この本の第二部には、「月刊日本語」に連載されていた”韓国若者交友録”が収められています。韓国の学生気質の理解の一助になることを意図したものです。
韓国で日本語教師を目指していなくても、韓国の学生の思考方法を知りたいのであれば、ここの部分を読むだけの価値があります。

２０代で、体力的に無理がきくのであれば、韓国で日本語教師をやるという選択もあったかも知れないなぁというのが、この本を読んで思ったことでした。