こんな本を読みました

公開日:1998年6月20日

■ ソウル 日帝下の遺跡を歩く

ソウル 日帝下の遺跡を歩く

  
著 者:中村欽哉
発 行:つげ書房新社
定 価:本体2,000円
コード:ISBN4-8068-0409-6

私は、最近、植民地時代のソウルの街並に興味があり、その当時の写真を見ることが、楽しみの一つになっています。
そんな時、この本を書店でみつけ、思わず手にとりました。
「日帝下の遺跡を歩く」とい題名だったので、てっきり、その当時の写真がふんだんに使われた記録写真集的な面が強いものだと期待してしまったからです。

しかし、ぱらぱらと中身を見てみると、写真がメインではなく、歴史の教科書のような読み物がメインとなっていたのです。
自分の希望するものとは違っていたので、一度は本棚に戻したのですが、歴史の勉強をするつもりで読むことにしました。

読み始めてみると、「何度となく近所を通ったことがある場所に、そんな遺跡があったとは...」と、今まで知らなかったところを発見させてくれました。
特に興味を持ったのは、西大門独立公園史跡(旧西大門刑務所)です。
ソウルの西大門区には、昔、刑務所があったと聞いてはいたのですが、ソウルのここに、歴史的に重要なものがあったとは、次回訪ソウル時には、行かなければならないなという気にさせてくれました。

植民地時代の歴史に興味のある方は、ご一読を。

おまけ

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