こんな本を読みました

公開日:1999年6月20日

■ 世界の都市の物語 ソウル

世界の都市の物語 ソウル

  
著 者:姜 在 彦   
出版社:文春文庫
定 価:562円(税抜)
コード:ISBN4-16-733304-X

ソウルに4、5回行き、少し深くソウルのことを勉強したい、単なるガイドブックみたいなものでは物足りない、だけど、20冊も歴史やら風物やらに関する本を読んでいる時間がない!!という方におすすめの1冊です。

ソウルの成立から始まり、王朝の話、植民地時代、風物/風俗の話、韓国人の思考背景などを絡めながら、ソウルを知ることが出来ます。

ソウルの生い立ちを通して、歴史の勉強には打ってつけの内容です。

私が、この本を読んで、勉強になったところは、第5章の「城内の棲み分けと住民たち」です。
ソウルの地名の元になったのが、李太祖が、1396年4月に漢城府の管轄区域に坊名を定めたことに始まったくだりです。
未だにその当時の地名の多くが、現在の地名に名残を残しているのを知ると、ソウルの地名の歴史の長さに感服しました。

もちろん、その後の植民地時代に生じた日本式地名への変遷についても勉強になりました。

ソウルのことを、「もうちょっと詳しく知りたいな」と考えているのであれば、一読をお薦めします。

おまけ

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