こんな本を読みました

公開日:1999年8月15日

■ 朝鮮総連と収容所共和国

朝鮮総連と収容所共和国

  
著 者:李 英 和   
出版社:小学館文庫
定 価:533円(税抜)
コード:ISBN4-09-403431-5

著者である李英和氏の主張されている「参政権」は、私の考えとは、一切、相容れないものです。
李英和氏が主張する参政権については、私は、認めることが出来ません。
しかし、李英和氏が発表している北朝鮮に対する考えには、一目置かなければならないと思います。

この本に描かれていることは、著者の実体験を通したものであるだけに、説得力があります。
日本生まれの日本人には経験出来ないことをこの本を読むことで、知ることが出来ます。

さて、読めば読むほど、北朝鮮に家族・親族がいる在日の人々を覆っている闇の重さ深さが悲しくなって来ます。
遅かれ早かれ、北朝鮮が崩壊し、朝鮮総連もなくなってしまうのでしょうが、その時期が来なければ、朝鮮総連系の在日の人々を覆っている闇は晴れないでしょうし、また、その時期が来る時には、今度は、日本人も在日の人々と一緒に、新たな困難(難民として北からやってくる人々に対する対応)をしなければならないんだなぁと、覚悟をせねばならないのでしょう。

時間がある方は、ご一読を。

おまけ

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