こんな本を読みました
■ 韓国朝鮮ことわざ辞典
- 著 者:金 容 権
- 出版社:徳間文庫
- 定 価:590円(税抜)
- コード:ISBN4-19-891154-1
- 出版社:徳間文庫
この本は、1987年4月に出版された『朝鮮がわかる「ことわざ」辞典』を大幅に加筆訂正し、改題されたものです。
さて、外国語の勉強を始めて、ある程度まで出来るようになると、かならず目に見えない壁にぶち当ることがあります。
その壁を(ぶつかる度に)乗り越えて行かないと、本当に自分のものにはなりません。
韓国語の場合、日本語と似ている部分が多くあり、言い回しや語彙も共通している場合が多々あります。
その逆に、似ていない部分は、勉強をして補っておかなければ、どうにもならないわけです。
こういったところが、壁を乗り越える際の足かせになってしまうことがあります。
その壁の一つが、「ことわざ」だと思います。
この本は、韓国・朝鮮のことわざを、日本語を母国語とする人間に対して判り易く解説をしています。
ことわざの「背景にあるもの」、「なぜ、このような言い回しをするのか」「歴史的な事情」等々、ことわざを常用しなくても、韓国語を勉強していく上で、韓国語を使う上で、知っていると、知っていないでは、言葉の厚みに差が出てくるのではないでしょうか。
簡単な単語だけで出来ていることわざの文章の表現は判っても、意味が判らなければ、何の「意味」もありません。
ことわざを知ることが、朝鮮民族の思考回路の一端に触れる有力な手段になると思います。
韓国語のステップアップに必要な一冊です。