こんな本を読みました

公開日:1999年12月5日

■ 歴史群像シリーズ61 朝鮮戦争<下> 中国軍参戦と不毛の対峙戦

朝鮮戦争<下>

  
出版社:学習研究社
定 価:1,500円(税抜)
コード:ISBN4-05-602130-9

戦史物が好きな方には、お馴染みの歴史群像シリーズに「朝鮮戦争」が登場しました。
この"朝鮮戦争<下>"では、中国軍が参戦してから、休戦に至るまでの経緯を中心に構成されています。
また、その当時に活躍した米軍、韓国軍、北朝鮮軍、中国軍の主要な人物が紹介や、貴重な写真などが豊富に掲載されています。
私の印象に残ったのは、休戦会談開催直後に国連軍主任速記者だった米軍士官が撮影したカラー写真です。
会談のかたわら、趣味の写真を撮影しており、チョコレートをもらって喜んでいる女の子や川で洗濯をしている風景など、おそらく現存する数少ないカラー写真を見ることが出来ます。

さて、この本の冒頭では、韓国陸軍で一番最初に大将になった、元参謀総長の白善Y氏のインタビューが載っています。
この白善Y氏は、私の友達のお父さんの実兄、つまり、その友達の叔父にあたる方で、友達からは何度か話を聞いた事がありました。
歴史の本に出てくるほどの人だとは聞いていたのですが、今回、"朝鮮戦争<下>"を読んで、その偉大さを初めて知ることが出来ました。

上下冊を通して読むことで、朝鮮戦争に必要な最低限のことを勉強出来るものに仕上がっています。
コンパクトな資料集としてもお薦めです。

是非、ご一読を。

おまけ

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