こんな本を読みました

公開日:2000年5月28日

■ 漢字でおぼえる しっぽをつかむ 韓国語

しっぽをつかむ韓国語

原 著:韓 虎 林
編 著:今井久美雄
監 修:梅田博之   
発 行:インターブックス
定 価:2,800円(税抜)
コード:ISBN4-924914-31-2

この本の帯には「韓国語上達の近道は漢字語の制覇にあり…」と書かれています。
韓国語の勉強が深くなっていくと痛感することです。
また、新聞や週刊誌、韓国語のサイトを読む時など、漢字の熟語をどれだけ頭の中に仕込んであるのかどうかで、読むスピードに差が出てきます。
ハングルだけで書かれている新聞、週刊誌、韓国語のサイトには、結構、漢字語の単語があり、頭の中でハングルでの表記を漢字語に置きかえることが出来れば、記述されている内容の理解が飛躍的に速くなります。
では、漢字語の語彙を増やすためにはどのような方法が有効なのか?
この本は、この問いに対する有効な回答となっています。

さて、漢字語をやみくもに並び立てて、ひとつひとつを解説してあると、漢字語辞典と変わりなくなってしまうのですが、この本では、「町の名前から漢字を覚えよう」「釜山あれこれ」というぐあいに、各テーマごとに分かれていて、そのテーマに関連する漢字語を次々に結び付けながら覚えられるように工夫されています。
また、各テーマの間には、コラムが挿入されていて、このコラムを読むだけでも勉強になります。

ところで、この本の翻訳者である今井久美雄氏は、本職は開業医として働いているお医者さんなのですが、その圧倒的な韓国語力で、韓国語講師を初めとして、韓国に造詣が深いかたです。
(何度もお会いしたことがあるのですが、エネルギッシュな行動力はうらやましいです。)
NHKのハングル講座のテキストにもコラムを連載されたことがあるので、ご存知のかたも多いと思います。

何度も何度も、この本を読み、漢字語を頭の中に叩き込むことが出来れば、韓国語力向上に大きく寄与するはずです。
漢字語の強化を目指すかたには、おすすめの一冊です。

おまけ

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