こんな本を読みました

公開日:2002年8月4日

■ 日本へ行こう

日本へ行こう

  
著 者:今井久美雄 他
発 行:東亜日報社
定 価:15,000ウオン(税抜)
コード:ISBN89-7090-266-X

この「日本へ行こう」は、1991年に初版が出て、何版も版を重ねたのですが、さすがに時代にそぐわない部分が多くなり、ついに改定版が出ました。
この本の特徴は、地球の歩き方のように、旅行者だけを対象にしたものではなく、留学や出張で日本に滞在する人も対象となっています。
そのため日本各地の案内や交通手段に対する説明があるのは当然なのですが、郵便局の利用方法や、不動産関連の情報、ゴミの出し方などなど、日常生活をおこなっていく上で必要なことが、事細かに書かれています。

どのくらい細かいかと言えば、たとえば、おでん屋さんに入って注文する際に、初めての人にとって必要となる「ネタ」の説明が写真入りで説明されています。
「つみれ」「がんもどき」「ふくろ」など、各ネタごとに写真があり、それの説明がついているのです。
また、漢字の部分には、すべてひらがなでかながふってあり、日本語の初学者にとっては複雑な日本語の漢字の発音が出来るように工夫されています。

さて、この本は、韓国で韓国人のために出版されたものですが、執筆者を始め、総編集人までも日本人の手によるものです。
総編集人である今井氏は、ご存知の方もいるかと思いますが、川崎で内科の病院を開いている医師であるにもかかわらず、韓国にどっぷりと浸かっていて、NHKのハングル講座のテキストにエッセイを書いたり、韓国語に関する本も何冊か出されています。
今回、この本を作るにあたり、必要となる写真をデジタルカメラで撮りまくったなどされたそうで、まさに実際に足で情報を入手されたとのことです。
本の裏表紙には、インターネット時代になったが、インターネットでは手に入らない、生活に密着した情報が収録したと書かれていて、確かにその通りだと思いました。

友達や知合いの韓国人が、留学や仕事の関係で日本に滞在することになったら、ぜひ、この本を薦めてください。
日本に来るまでのこと、日本に来てから当面のこと、に対する対処法が必ず見つかります。


なお、この本は、日本では、神保町の「三中堂」で販売されています。
三中堂は、地下鉄の神保町駅A5出口より徒歩3分。両脇にマクドナルドと住友銀行がある通りを入った左側で、1階に花屋「タカハシ」とCDショップがある建物の3階です。

「三中堂」
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-22 高橋ビル3階
日曜・祭日休み TEL:03-3294-1331 FAX:03-3294-1332

(2017年4月2日補足) 2014年に下記住所へ移転
〒285-0012
千葉県佐倉市田町216
電話:080-9585-1345
FAX:なし
営業時間:AM10:00〜PM7:00
定休日:日曜日&祝日・振替休日
http://sanchudou.web.fc2.com/

おまけ

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