こんな本を読みました
■ 古狸案先生の役に立たないはずがない韓国語
- 著 者:今井久美雄、みなもとせいいち
- 発 行:三修社
- 定 価:2,000円(税別)
- コード:ISBN4-384-05286-3
- 発 行:三修社
外国語を勉強していると、辞書には載っていないが、知っておかないといけない言い回しや知っておいたほうが得をする表現をいかにして自分のものにするのかで苦心をします。
韓国語もその例外ではなく、しかも、なまじっか日本語と似ている部分が多いために、日本語との差が逆に大きく感じてしまいます。
特に、初級レベルを脱し、中級レベルに行くためには、教科書的な表現だけではなく、「生きた」韓国語の会話の力をつけなければなりません。
この本は、そのような方に向けれて書かれた本です。
といっても、堅い文法書ではなく、著者であるみなもとさんが、韓国語学習を通して経験したことをエッセイを交えて書かれたものであり、韓国人の考え方を知るための読み物としても面白いものになっています。
私も、復習を兼ねて読んだのですが、知らない話がいくつかあり、勉強になりました。
一つ紹介すると、足の脹脛(ふくらはぎ)がつる(痙攣する)ことを、「ねずみが出た」と表現するのです。
ねずみが足をぞわぞわ走っているイメージなのでしょうか。なんとなく分かる気がします。
この前、ソウルに行ったときのこと、友達と買い物をしているときに、右足がつりそうになったので、さっそくこの表現を使ってみました。
「ああ、足にねずみが出そう」と。
すると、ちゃんと通じました。んー、使えるなぁ。
もう一人の著者である今井さんのコラムも、勉強になります。
ひとつを紹介します、「韓国の動物は、何と鳴くのでしょうか?」
韓国語での犬や猫、牛の鳴き声をご存知の方も多いかとおもいますが、ブタやアヒルは、韓国語ではどう表現するのでしょうか?答えは、この本をお読みください。