ソウルの地下鉄

公開日:1997年1月4日

■ ソウルの市内バス

地下鉄ネタではないのですが、同じ公共交通機関であるバスについての思い出を一つ。
ソウルというところは、地下鉄が発達しているので、地下鉄に乗れるようになれば、それほど移動に困ることはないのですが、バスに乗れるようになると、さらに利便性が高くなります。また、タクシーに比べれば、格安というのも魅力です。
(もっとも、ソウルのバスは、ハングルが読めないと、乗ること自体が難しいのですが...)
で、私も、ソウル滞在時には、地下鉄とバスが主な移動手段となります。
明洞から梨泰院に行くためにバスに乗った時のことです。
御存知の方も多いかと思いますが、ソウルのバスは、日本に比べると、ものすごくパワフルな運転で走ります。スピードと技術のその素晴らしさは、ある意味で芸術的ではないでしょうか??
その日に乗ったバスは、いつもよりもさらにパワフルなので、一体、どのくらいスピードが出ているのかと、運転席のスピードメーターを覗いてみました。
すると、スピードメーターの針は、0を指したままなのです。

「へ?0km??....」

そうです、スピードメーターが壊れていたのです。
その瞬間、とっさに「ヤバイ」と感じたのですが、どうしようもありません。そのまま、無事に梨泰院に到着するのを祈るしかありませんでした。
梨泰院に着くやいなや、バスを飛び降りました。
ソウルの市内バスは、外見がボロボロなものが多いのですが、メーター類もいかれたまま走っているのを実体験し、「う〜ん、さすがは韓国」と妙な感心をしたことを覚えています。

その後、何度となく、バスに乗っています。この時のことがあったので、たまに、運転席を覗き込んでいるのですが、これ以外には、あと1度しかお目にかかったことはありません。(え?2回も、そんなバスに乗ったことがあれば充分だって?そりゃそうですね。)
みなさんも、バスに乗った時には、運転席を覗いて見て下さい。

おまけ

  • 本の検索・購入はこちら↓

inserted by FC2 system